知人から貰った本。みそ、しょうゆ、ゆずこしょう、豆板醤など様々な調味料の作り方が載っている。
作者は「かもしラボ」という料理教室を主宰しているとのこと。
この「かもす」という言葉。
最近というより現代では死語に近いのではないかと思う。
けれども昔は身近な言葉だったと思う。
醸す
醸造の醸。
醸造とは微生物の力を借りお酒や酢などを作ること。
私はこういったことにとても興味がある。
保存食とか発酵とか。
何が食べられるか。食べられないか。
食べられない物を食べられるようにする術とか。
家にはぬか床があるけれど、ぬか床は生きていて漬けた野菜の味も日々変化する。
柚子から酵母菌をおこしてそれでパンを焼いたこともあるけれど、とても美味しいパンだった。複雑な味。あまり膨らまなかったけれど、でもとても美味しかった。
こういう本物を食べるととても満足する。
少量でも満足する。
こういう物を好んで食べている人に太っている人はいないのではないかな。