覚書 メモ

自分のための備忘録です。

本を読んでいたら、104に関して触れられている部分があった

困ったとき、迷ったときにすかさず相談して、アドバイスをもらえれば、彼らの優れた方法を学べます。わかりやすい表現をすれば、電話番号を尋ねるときに掛ける「104」みたいな存在です。

 出典 まずは、つきあう人を変えなさい!   

              山本亮

 

図書館で借りた自己啓発本を読んでいたら、104に関して触れられている部分があった。

あ。この人、104のヘビーユーザーだったかも、と何となく思った。そして経歴には年齢が書いてなかったけれど、おそらくは40代後半以上かな。

 

若い人は知らないかもしれないけれど、ネットが無かった時代、何か疑問点が生じた時、まず人々が頼ったのはNTTの104番だったと思う。

 

図書館にはリファレンスサービスというのがあって、司書さんが調べてくれたりもしたのだけれど、これは図書館の本を使って調べるというものだから、まだるっこい。第一図書館まで行かなければならない。

 

その点、104は手軽だし、昔は無料だった。番号案内料がかからないだけでなく、電話代も無料。

その後、1番号につき約100円になったけれど、それでも利用する人は多かったと思う。だって他に調べる方法がないのだから。ネットがないし。

 

その104番で私は結構長く働いていた。

向き不向きのある職場で、辞める人は即座に辞める。30人くらい入ってきても、半年もする頃には3人くらいになったのではないかな。

そのかわり、いったん慣れると皆さん辞めなかった。

 

「大岡山の駅前にマクドナルドがあって、その隣りにお花屋さんがあるの。名前分からないけれど。その番号を調べて頂戴。それからそのお花屋さんの名前も教えてね。」

 

こんなお客様のリクエストにも全然オッケーだった。今はグーグルがあれば簡単だけれど、昔は104番だけが出来たはず。

 

ウインドウズでない専用端末を使っていて、これが非常に良く出来た端末で、年々進化して、何でも調べられた。

 

それからオペレータさん達もオタク気質の人が多く、物知りで勉強家揃いだったと思う。

国立歴史民俗博物館の番号」とか言われても、実はこれは東京にはない。

いくら全国案内が可能でも、都道府県を入力しないと初期の頃は探せなかった。

でもオペレータさんたちは博学で、

「あ。あれは千葉。確か佐倉にある」みたいな感じですぐに探せた。

 

104のセンターは全国に多数あって、膨大な数のオペレータが24時間体制で働いていたので、誰かその頃の思い出をブログなどに書いていないかな、とチェックしてみたことがあるのだけれど、まったくといっていいほど見つからない(一件だけ昔見つけた)。

個人情報がらみで遠慮をしているのかもしれないけれど、思い出を語るぐらいならいいかな、と思い、折に触れこれから書くかも。