命は誰のものなのだろう?
中学生の男の子を持つお母さん。
ガンになって、でも治療は拒否。
免疫力などで治そうとしている。
息子は、
「お母さん! お願いだから標準治療をやって! 死なないで!」
と訴える。
でもお母さんは息子の訴えを聞かず、免疫力で治そうとしている。
命は誰のもの? お母さん自身のもの? 息子のものでもある?
隣国が武力で攻めてきた。
若い男性は武器をもって戦うよう、国から求められる。
徴兵制がしかれる。
でも一部の男たちは戦争に行くことを拒否する。
「隣国が攻めて来たのですよ! あなたの大切な人達を守らなければなりません! 」
命は誰のもの? 男たち自身のもの? 国のもの?
疫病がまん延している。
ワクチンを打つよう、国民は国から求められる。
でも一部の国民たちは打ちたくないと言う。免疫力で治すという。
免疫力で治したほうが、自身の免疫力を高めることになると言う。
「高齢者や持病がある人達を守らなければなりません! あなたは免疫で回復しても、高齢者に移すかもしれません!」
命は誰のもの? 自分自身のもの? 自分自身のものだけでなく、周りの弱い人たちとシェアすべきもの?
命はあなた自身のもの。
わたし自身のもの。
あなたが、わたしが、誰かとシェアした、捧げたいと思えばそうすればいい。
でもそれは、あなたが、わたしが、決めること。
社会に忖度して決めることではない。
ましてや強制されて決めることではない。